#TAKOART

萩本たこ のアート作品集

決めているのに悩むふりカエル

決めているのに悩むふりカエル

 

「決めているのに悩むふりカエル」
100号 キャンバス アクリルガッシュ + アクリル

 

ちょっと迷っている事がありました。

心の奥底ではもう決めているけど、まだ躊躇していて、
誰かに「もう決めているんでしょ!」と背中を押してもらいたいんだ。

... と思っていた時のことをテーマにしました。

 

今いる所に居続けようか、新しい世界に飛び込むか。

そんな迷いは、何度も何度もやってきて、毎回必ず躊躇して、最終的には「えいやー」と飛び込むことが多いのですが、それでもやっぱり悩むのです。

 

人は変わろうとする時、ほんとに怖いし、不安だし、悩むものです。

 

いつものように、違う世界「窓の外の草原」と「窓の中の宇宙」を同時に描いています。今回初めてアクリルで宇宙を描きましたが、すごく楽しく描きました。

実は昔々、中学生くらいの時、松本零士の大ファンで、松本零士の宇宙をまねて、すごくたくさん宇宙を描きました。(漫画もたくさん描いていました)

 

なので、宇宙を描くとその頃の不思議な懐かしい感覚がよみがえりました。

 

この絵のカエル君は、単にカエルを描きたかったのもあるけれど、
テーマの「振りかえる」のダジャレなのです。

毎回そうなのだけど、結構、私の絵はダジャレが入っていたり、タイトルがちょっと変だったりして、それはワザとそういう風にしてるのだけど、「アーティストにへんな事を言ってはいけない」と思われてるのか、誰も突っ込んでくれないんですよね。

いや、そこは突っ込んでー と思うのだけど、それがとても残念なところ(笑)

 

ちなみに、窓の外の草原にはネジバナも咲いています。

これは、窓の内と外、カエル君の心の中がねじれてますねーというメタファーで描いています。

 

カエル君の足元の赤い星雲は「馬頭星雲」。

松本零士が好きだったので、キャプテンハーロックに登場していた「馬頭星雲」(馬の首星雲)が昔からなんか馴染みがあって、星雲描くなら「馬頭星雲」は欠かせないな。と思って描きました~

 

2023.10 二紀東京本展 入選

 

東京 二紀展 2023年



 

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